オーチャード・バイオ株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:植松哲生)は当社の有するhAP細胞(Holding Active Pharmaceutical ingredient cell)技術を用いたアステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:安川健司、以下「アステラス製薬」)との共同研究に関しまして、研究開発で第一段階の細胞を用いた性能評価試験が順調に進み、年内に第二段階の動物モデルを用いた有効性検証試験を実施することになりましたことをご報告致します。
hAP細胞は薬剤と細胞を組み合わせたハイブリッド再生医療製品です。薬剤は予め生体吸収性ポリマーPLGA(Poly Lactic-co-Glycolic Acid)ナノ粒子に封入させ、細胞に取り込ませます。体内に投与すると、hAP細胞が損傷部位に集積し、細胞本来の治癒能力を発揮するとともに薬剤を放出します。アステラス製薬より提供された薬剤と動物脂肪幹細胞を組み合わせたhAP細胞の検証を経て、動物での有効性検証試験を開始予定としています。
共同研究を通して、当社のhAP細胞の可能性をさらに広げて参ります。